30 September 2019

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ハチに刺されないための予防方法と対処方法

 

ハチは、ハチ同士で殺し合うほど自分たちの巣を守るという防衛本能がとても強い生物です。

敵に対しては、特殊なフェロモンを撒き散らして仲間を呼び、大勢で攻撃します。

ハチに刺されて死亡することもありますので、ハチに遭遇したり巣が近くにあった場合は、近づかないで静かに落ち着いて遠くへ離れましょう。

巣を作る場所も様々で、庭木、ベランダ、軒下、天井裏、床下、戸袋、壁の隙間、ダンボール箱、廃材、鳥の巣箱、犬小屋、トラックの荷台、放置してある生活用品や家具、排気用の煙突など気がつかないような場所にも生息しています。

ハチの巣の駆除をする場合は、専用のスプレーなどを使用すると素人でも不可能ではありませんが、大きな危険が伴います。

アナフィラキシーショックなど命にも関わることもありますので、注意が必要です。

●ハチから身を守る方法

ハチは基本的に濃い色に対して興奮し、逆に薄い色になるほど反応は少なくなります。

そのため、蜂駆除業者は白い作業着を着て作業を行います。

ハチが黒に反応する理由は、天敵の熊の色が黒であるためと言われています。

黒い服や髪の毛、黒い帽子、靴、カメラなどは注意が必要です。ハチが近くにいる場合は、黒色以外の帽子などで髪の毛を隠しましょう。

スズメバチは、黒以外にも赤や青などの濃い色にも反応して寄ってきます。

手で追い払うような仕草はハチを刺激するので厳禁です。

特にオオスズメバチは巣の近くで動く黒いものにとても敏感で、対象物(敵)から5メートルほど離れていても体当たりして刺すことがあります。

アシナガバチやミツバチはスズメバチほど黒に対して敏感ではありませんが、巣の近くで動くものに対しては攻撃してきます。

その他、ハチを刺激するものは避けましょう。

・香水や匂いの強いシャンプー、整髪料など(香料の成分の中にはハチが興奮する成分があるため)
・毛皮の服、ひらひらする服
・蚊を避けるための超音波発信器
・長袖を着て、肌の露出を減らす

色や匂いなどで一度刺激されたハチは警戒心がとても強くなり、近寄る人も襲われやすくなります。ハチが近くにいる場合は、色や匂いにも注意が必要です。

●ハチに出会った時の対処方法

ハチは刺激すると攻撃されてしまいます。

巣には2メートル以内には近づかないようにし、巣の近くでは大声を出さず、激しい動きをしないようにしましょう。

・車の中に蜂が入ってきた場合

車の運転中にハチが車内に入って来た場合は、焦って手で払ったりしてハチを刺激するのは厳禁です。

ハンドル操作を誤って、事故を起こしてしまうこともありますので注意が必要です。。

手で払ったりすると、ハチが敵と思い攻撃してきます。

こちらから何もしなければ、刺されることはありません。

落ち着いてスピードを落としてどこかに停車し、その後、窓やドアを開けて出ていくのを待ちましょう。

・家の中にハチが入ってきた場合

叩いたり払ったりする行動をとると、ハチに襲われますので注意してください。

ハチは明るい方向に向かう習性があります。

家に侵入して来た場合は、室内の電気は消して暗くし、窓や玄関などハチの出入り口を開放して出ていくのを待ちましょう。

また、ハチは一度天井の方へ上がってしまうと下の方が見えなくなり、明るい窓の方向もわかりません。

ハチ駆除専用のスプレーを吹きかける対策がありますが、スズメバチの場合はとても危険で注意が必要です。

・巣に近づいてしまった場合

ハチの巣には、絶対に近づかないようにしましょう。

知らない間に巣に近づいてしまった場合は、手で払ったり大きな声を出すのは厳禁です。

また、ハチは動くものや黒いものに反応しますので、静かにその場から離れましょう。
背を向けず、後ずさりして、距離をとってから逃げてください。

逃げる際は、ハチの視界から外れるように姿勢を低くして逃げます。直角に曲がって視界から外れるようにするのも効果的です。

●ハチの被害に合わないためには

・ハチは黒いものを攻撃する傾向があるため、白い服装や帽子を身に付けることを心がける

・ハチの巣を見つけたら近付かない

・ハチに刺されたら、毒を絞り出しながら流水で洗い、患部を冷やす
スズメバチの場合は速やかに病院で治療を受け、ミツバチやアシナガバチでも体にじんましんんどの異変があれば病院で治療を受けましょう。
ハチに1度刺されたことがある場合は、アレルギー反応(アナフィラキシーショック)でショック死に至ることもあるため、速やかに病院で治療を受けることが必要です。

●ハチに刺された場合の症状

ハチに刺された場合の症状は、刺された部分だけ症状が出る局所症状と、全身がかゆくなったり腫れが広がる全身症状があります。

ハチに刺されるのがヘビに噛まれるよりも危ないと言われるのは、全身症状のためです。

ハチの種類や刺された箇所の多さなどによって、症状は異なります。

【局所賞状】
・刺された部分がズキズキ痛む
・1週間程度で治る
・吐き気の症状がある場合もある

【全身症状」
・息苦しく意識障害の症状
・腹痛や下痢、嘔吐の症状
・口の渇きやしびれの症状

これ以上の症状となるとけいれんが起こって倒れたり意識がなくなり、命にかかわる状態であるため一刻も早い救急処置が必要です。

蜂の毒には、ヒスタミンやセロトニン、アセチルコリン、ポリアミンなど、人の身体に痛みを引き起こすさまざまな成分があります。

さらに怖いのは、ハチ毒アレルギー(アナフィラキシーショック)です。

1度ハチに刺された後、ハチ毒に対する抗体が作られます。2度目に刺された時に抗体がアレルギー反応を起こします。

ハチ毒アレルギーが起こるかどうかは、人によって異なります。

●ハチに刺された場合の応急処置方法

毒のまわりを遅らせるのが一番重要です。

まずは、さらなる被害を抑えるために刺された現場から離れます。巣が近くにあることもあり、ハチの毒は仲間を呼ぶ効果もあります。

重い全身症状が見られる場合は、命に関わるため一刻も早く病院に行きましょう。病院に着くまでの間には、応急処置を行いましょう。

①仰向けに身体を横し、足を高く頭を低くします。吐き気がある場合は、横向きに寝ましょう。

②手や足を刺された場合は、刺された部位より心臓に近い場所を縛ります。ただし、毒が溜まると壊死するため、数分ごとに縛りを緩めましょう。
可能であれば冷やして、血液が毒を吸収するのを遅らせます。
ミツバチの場合は針が残っているため、抜き取ります。ただし、毒液の入った袋(毒嚢)を圧迫しないように、針の部分を持ってピンセットや毛抜きなどでそっと引き抜きましょう。

③刺された患部を水で洗い流し、傷口の周りをつまんで血と一緒に毒を絞り出します。毒が入るので、絶対に口で吸わないようにしましょう。

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