28 October 2019

ハウスメンテナンスサービス

住まいの点検とメンテナンス

 

外壁の美観や機能などをより良い状態に保ち長く安心して暮らすためには、適切な維持管理(日常点検とメンテナンス)が必要です。

適切なメンテナンスを行わなければ、建物の外側だけでなく建物そのものの寿命を縮めることにもなりかねません。

日常的な点検とメンテナンスは、建物を長持ちさせるためにはとても重要です。

●塗替えの目的

・塗装面を腐食等から保護するため

塗装は強い陽射しや雨水、台風や雪といった外部環境の変化から家を守る役割があります。

多くの家に採用されているサイディングなどの外壁は、一見丈夫に見えますが塗装が施されているため水に強くて頑丈となっています。

塗装の膜が住まいを守っていますので、塗装が施されていなければ雨水に触れている内にすぐに劣化が進んでしまいます。

・住まいの美観を保つため

住まいも年月を重ねると、ずいぶん汚れてきます。

外壁が劣化する前に塗替えを行うことにより、外壁はもちろん住まいの外観の美しさを長く保つことができます。

また、外壁の色目を明るくしたり濃くしたりと、外観のイメージを変えることもできます。

・省エネや環境保護のため

熱を伝えにくい機能や汚れがつきにくい機能など特殊な機能を併せ持った塗料は、日射を効率良く反射し夏には建物内部が暑くなる原因となる熱の発生を抑えることもできます。

光熱費を削減するだけでなく、環境保護にも貢献できます。

●メンテナンスが必要な症状

・チョーキング

外壁の表面をこすると白い粉が手につくことで、塗料に含まれる成分がチョークのように粉状となって劣化している状態です。

・色褪せ

紫外線を受けやすい特に南面や西面の外壁は色褪せが生じやすくなっています。

・コケ・藻・カビの発生

塗膜の劣化により防水性が失われることにより、表面に汚れが付着しやすくなります。

塗膜の防水性が無くなると雨水を吸収してコケや藻、カビが発生するので注意が必要です。

・亀裂・ひび割れ

年月が経つと水分を失い外壁表面にひび割れを起こします。

放置すると隙間から水分が浸透して建物を劣化させてしまう可能性があります。

また、ヘアクラック(微細なひび割れ)程度では大きな心配はありませんが、クラックの幅や深さ、長さ、向きによって補修方法を考える必要があります。

・シーリングの劣化

紫外線などの影響でシーリングの弾力性がなくなって、ひび割れや隙間が生じます。

放置するとこの隙間から雨水が入り、建物を劣化させる原因となる恐れがあります。

・雨樋の劣化

雨風や太陽光の影響で樋が変形してしまうこともあります。

取付金物が錆びて折れてしまうとそこから雨水があふれ出て、その周囲の劣化を早めることになります。

・鉄部のサビ

鉄は塗料の保護がなくなると雨水の影響でサビが発生します。

放置するとサビ汁により建物を汚すだけでなく、鉄の強度がなくなり穴が空いたり崩壊する可能性もあります。

・木部の浮きや剥がれ

雨風や太陽光の影響で、木が伸縮し、塗膜が浮いたり、剥がれたりします。そのままにしておくと、湿気や腐朽菌により、木が腐ってしまうことも。

●箇所別の点検

・外壁

外装材表面の塗装やシーリングは決して永久的なものではなく、放置すると経年劣化が進んでいきます。

表面の塗装や塗膜は外装材自体を保護の役目があり、シーリングは継ぎ目からの水や風、ホコリの侵入を防いでいます。

これらが劣化すると、単に見た目だけの問題でなく外装材本来の性能はもとより、他の部分に悪い影響を及ぼす可能性もあります。

早めのメンテナンスを怠ると見えない所にまで被害が進んでしまい、コストを抑えたつもりが逆に大事となり結果的に割高になってしまったということもあります。

外装材メーカーによると外壁本体の張替えは30年~35年が目安とされ、それまでの間は10年~15年に1度のタイミングで表面の塗装やシーリングの打ち替えを行うことが推奨されています。

メンテナンス時期のサインは、変褪色(チョーキング)という外壁の表面に粉が吹いたような状態になる、塗膜に亀裂が見えてきたり汚れがなかなか落ちなくなる、カビや藻などが目立ってくるなどです。

また、サイディング自体に亀裂や割れ、欠け、反り、うねりなどが現れる、シーリングが痩せてくる、剥離や亀裂などが現れるなどもあります。

軽い症状の段階であれば、コストのかからないメンテナンスも可能です。

大事にならないためにも、定期的に外回りから建物の状態をチェックしましょう。

・基礎

シロアリは空中からの侵入、住宅周辺の付帯物を経由した侵入、住宅と付帯物との隙間からの侵入などで家の中に侵入します。

住まいの外回りをチェックする際には基礎も一緒チェックしましょう。

基礎のチェックポイント

・基礎の部分がいつも湿っていないか
・水分を含んだ木材やシロアリの通路になりやすい物などが立てかけられていないか
・土が基礎部分を覆っていないか

木柵、植木鉢、エアコンの室外機、犬小屋などを住宅に密着させないようにしましょう。

基礎の外側面にシロアリの蟻道(土砂・粘土、食害片、排出物などを練り固めたもの)、シロアリ自体を発見した場合に迅速なメンテナンスが必要です。

・屋根

ご自身でのチェックポイントは、少し離れた屋根全体が見える場所から瓦がずれていないかを確認しましょう。

のし瓦や冠瓦など、屋根の一番高いところに積まれている瓦の根元に漆喰がある場合には、漆喰にひびが入っていたり、欠けてこぼれ落ちたりしていないかをチェックしてください。

外壁と同様、屋根も雨から住まいの構造部を守る重要な箇所の1つです。少しでもおかしいと思われた場合はメンテナンスを行いましょう。

外壁も屋根も、もちろん他の箇所も同じですが、新築後10年~15年経過するとメンテナンスのサインが出始める場合が多くなっています。

気にかけるようにして、住まいを長持ちさせましょう。

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