18 April 2018

お知らせ

引越に便利なのは宅配業者?引越業者?

宅配業者と引越業者は同じ運送業という業種ですが、提供サービスには大きな違いがあります。

引越業者も宅配業者も荷物を運ぶサービスは同じで、どちらも転居の際に利用することができます。

違いは、引越業者は転居にかかわる作業全体を行う専門業者であるのに対し、宅配業者は個々の荷物を運ぶだけという点です。

●引越業者

引越業者は梱包用の段ボールを用意して部屋にある荷物一式をトラックに積み込み、そのまま目的地に運びます。

タンスの中の荷物を段ボールに詰めたり、引越し先で段ボールから出してタンスに戻したりといったトータルでサービスも提供するところもあります。

トラックはまっすぐ目的地に向かうため到着の時間もはっきりと決まっており、荷物の受け取りが容易です。

家具などの大きさや重さに限度はなく、全体の荷物の量や移動する距離などで値段が決まるため、荷物をまとめる前に料金をある程度把握することができます。

●宅配業者

宅配業者は段ボールは提供はなく、自分で用意する必要があります。

少量の荷物を玄関まで取りに来て転居先の玄関まで届けますが、一人のお客のために1台のトラックを使うわけではないため他の人の荷物と一緒に運びます。

到着時間は程度の時間指定はできますが2時間単位の大まかな指定で、ピンポイントで指定することはできません。

どんなに早くても荷物が到着するのは翌日以降で、近距離はその日に荷物が到着する引越業者との大きな違いです。

宅配業者は荷物一つ一つに料金がかかるため、数が多くなると高額になる場合があります。タンスなど大きな荷物は取り扱いができなかったり、できたとしてもそれ一つだけで高額に場合もあるようです。

箱に詰めてみないと全体の個数が決まらないため、料金が事前にわかりません。

●引越に便利なのは宅配業者?引越業者?

身近で便利な宅配便ですが、引越に関してはあまり使い勝手は良くないようです。

価格的には小さな家具が数点、段ボール箱が数個というような場合には、宅配業者を利用した方が安いことがあります。

しかしある程度の量がある場合は、引越業者を利用する方が安くて便利です。

単身で荷物の量が少なく大きなものや重たい家具もなく、自分である程度梱包などの時間が取れる場合は、宅配業者を利用するのも良いでしょう。

二人以上の世帯や単身者でもある程度の荷物がある場合には、引越業者の方が安心して任せられます。

冷蔵庫や大きなタンスなどはプロの作業員でないとうまく運ぶことが難しく、素人が移動しようとすれば落として壊したり傷つけたりしてしまう危険性が高いです。

冷蔵庫は横倒しをして運んではいけないなど、専門的な知識も必要となります。

冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は宅配業者では引き受けてくれないケースが多く、大型の家電や家具がある場合は引越専門の業者に依頼するのが一番です。

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