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シロアリ対策
まずはシロアリを知ることから対策は始まります。
●シロアリとは
シロアリはアリとは食性も生態も全く異なります。
アリは女王を中心とした社会性昆虫ですが、シロアリは女王と王のペアを中心とした社会性昆虫です。
シロアリは木を主食とする昆虫ですが木の表面には出てこないため普段目にすることはありませんが、地球上で最も数の多い昆虫と言われています。
シロアリは木の幹に豊富に含まれるセルロースを栄養とする数少ない生物で倒木などを土に還す「森の分解者」と呼ばれ、木を食べるシロアリがアリなどに食べられることで植物性たんぱく質を動物性たんぱく質に変えることになり、自然界の食物連鎖においても重要な昆虫とされています。
しかし、自然界では必要とされるシロアリですが、人間の住む木造住宅にとっては恐ろしい天敵となってしまうのです。
●シロアリの発見方法
・蟻道を確認する
シロアリの多くは地中から家に侵入してきます。家の土台などに蟻道(アリの通った道)が無いかどうかを確認しましょう。
・柱の空洞化を確認する
シロアリの被害を受けると柱が空洞化します。木槌などで柱を叩き空洞化があるかどうかを確認します。
・建物の異常を確認する
シロアリの被害の進んだ建物では柱が下がったり、棟や軒の稜線が波を打ったり、ふすまや雨戸などの立てつけが悪くなったりします。
・シロアリの有無を確認する
4~7月頃、建物やその付近からシロアリの羽アリが群飛していないかを確認しましょう。
●シロアリ対策
・迷信を信じない
ヒノキにはほとんど防蟻効果はなく、壁体内通気や基礎パッキンも万全ではありません。 マイナスイオンで寄せ付けないなども科学的根拠はありません。
・点検をする
シロアリは早期発見できれば被害を最小限に食い止めることができます。
・床下を暖めない
シロアリは寒いと活性が下がり冬場の土中では暖かいところを求めます。 暖かい床下にシロアリが入り込んでしまうと、季節に関係なく一年中活発に活動し続けるてしまいます。 基礎を暖める工法はそもそも北海道などのシロアリが少なく活性も低い地域で行われていたものです。
・床下や庭に木材などを置かない
床下や庭に木材を置くとシロアリを呼んでしまいます。 特に紙は木材からシロアリの栄養分であるセルロースを抽出して作られていいますので段ボールも注意しましょう。
・殺虫剤は使用しない
殺虫剤によって張り付いた大量のシロアリの処理は非常に大変です。
また、市販の殺虫剤を使用するとシロアリが警戒して散ってしまう可能性があり、殺虫剤により逃げてしまったシロアリが別の離れた場所に巣(コロニー)を生成するケースもあります。