07 October 2019

ハウスクリーニングサービス

トイレ掃除の洗剤の選び方と見落としがちな箇所

 

世界トイレ機関によると、人が一生のうちにトイレで過ごす時間は3年、利用回数は1日平均8回にもなると言われています。

掃除が面倒ですが汚れやすいのがトイレですが、一生のうちの3年間を気持ちよく過ごすためにしっかりとトイレを掃除しましょう。

●汚れの種類

・黄ばみ

尿の成分が細菌の働きなどで固まってできた尿石が付着したもので、臭いの原因になります。

・黒ずみ

便器のふた等プラスチック部分の黒ずみは静電気で埃が付着したもので、便器の黒ずみはカビや雑菌が原因でできたものです。

・水垢

水に含まれたマグネシウムやカルシウムが蓄積したもので、主にタンクの水受け部にできます。

・バクテリア

便器の内側や手洗い器にできるピンク色の汚れが原因で、汚れを栄養源にして繁殖します。

●場所別掃除のポイント

場所によって汚れの種類が異なるため、それぞれに適した方法で掃除しましょう。

・便器のふた

主な汚れはホコリです。100倍程度に薄めた台所用の中性洗剤を布に付けて拭き取ります。

・便座

肌に触れる面は皮脂で汚れやすく裏面は尿で汚れやすいため、薄めた中性洗剤でしっかりと拭き取ります。

プラスチック製なので酸性やアルカリ性の洗剤は避けましょう。

暖房や洗浄機能付きの便座の場合、必ず掃除の前に電源プラグを抜いてください。

・便器

尿石はアルカリ性のため酸性の洗剤で中和させて落とします。

溜まった水の水位を下げ、酸性洗剤で湿らせたトイレットペーパーを汚れた部分に張り、しばらく置いたあとブラシで擦ります。

淵の部分は歯ブラシや、ゴム手袋に更に軍手をして指先に洗剤を付けて掃除します。

ピンク色の汚れは中性洗剤とブラシで落とすことができます。傷は汚れが付く原因になるのであまり強く擦らないようにしましょう。

・タンク

外側や給水金具は薄めた中性洗剤に濡らしてしっかり絞った布で拭きます。

水受け部の水垢はクリームクレンザーや歯磨き粉を柔らかい布やスポンジに付けて擦ります。

内部の部品を痛めないように水拭きでしっかりとクレンザーを拭き取りましょう。

内側は止水栓を閉めハンドルを回してタンクの中を空にした後、中性洗剤とブラシで掃除します。

止水栓を開けて内部をすすいだ後、タンクを元の状態に戻します。

・床・壁

床に落ちたホコリや髪の毛は粘着シートを使って取り、飛び散った尿汚れは酸性の洗剤を薄めて拭きます。

汚れが溜まりやすい便器との境目には歯ブラシを使用し、壁には腰の高さ辺りに尿飛びがたくさんついていますので薄めた酸性の洗剤で拭き取ります。

壁紙の場合は薄めた中性洗剤で軽く叩くようにして汚れを落とします。

●洗剤は用途に合わせて選ぶ

トイレの汚れや場所によって洗剤を使い分けましょう。

・中性洗剤

便器の内側や外側、床や壁など幅広く汚れに対応します。

・酸性洗剤

水垢や尿石など、主にトイレのこびりついた黄ばみ汚れを落とすことができます。

・塩素系漂白剤

除菌と漂白効果のある洗剤で黒済みなどを落とし、放置するほど汚れを落とすことができます。

●汚れを見落としやすい箇所の掃除方法

・便器のふち

尿石が多く付着している個所です。

便器は衛生陶器で生成されているので、目の粗いスポンジで対応することができます。

しつこい尿石には中性洗剤拭き上げ後に酸性洗剤で浸け込み、再度手を加え除去していきます。

・便座の裏

便座と便器の間に多少の隙間が生じているため、垂れシミや跳ねシミが付着する箇所です。

中性洗剤でも落ちない場合は、拭き上げ後に酸性洗剤をペーパータオルに染み込ませ浸け置きして黄ばみ汚れを除去していきます。

・本体と便ふた・便座の隙間

洗剤を行き渡らせて、ツインブラシで汚れを除去しましょう。

隙間が狭くブラシでも届かない場所は、ヘラなどにマイクロファイバー布をあてがい汚れを取り除きます。

・便器と床の隙間

尿の垂れシミなどで黄ばみが目立つ箇所です。

中性洗剤をつけ、ブラシでこすり落としましょう。

その後拭き上げて、塩素系漂白剤で除菌・漂白効果対策を行います。

・ウォシュレットノズル

ノズル先端が見えるタイプやカバーで隠れているタイプなど様々ですが、、尿石や跳ねシミが多い箇所であるため常に清潔にしておきたい場所です。

中性洗剤では取りきれない場合が多く、その際は酸性洗剤で見えている部分や見えていない部分(目線より下の部分やノズルを引き延ばした箇所)も、ブラシやヘラで削ぎ落としましょう。

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